まずは、こちらにまでいらしてくださり……私たちの声に耳を傾けてくださり、ありがとうございますm(_ _)m。
 そして……この1ヶ月以上もの間、サイトを留守にしてしまい、本当に申し訳ありませんでしたm(_ _)m。
 こんな状態にも関わらず、サイトを覗いてくださる方がいらっしゃることを、とても心苦しく思いながらも……本当に嬉しく感じていました。


 そんなみなさまへ、心からの誠意を持ってお応えするため――。
 初めに、これからお話させていただくことに『嘘や偽りなどは一切ない』ことをお約束させてください。





 昨年12月末に、私たちは、某元93サイトマスターに贈っていただいたお話を、『Le ciel』内『Voyage』にて飾らせていただきました。
 キリ番リクエストとして、書き下ろしていただいたはずのお話でした。

 ところが、それをご覧くださったある方が、『違うジャンルのサイト様で、同じようなお話を読んだことがある』とお知らせくださったのです。

 あまりに予想外のお知らせに、私たちは最初、とても戸惑いました。
 もしかしたら、偶然似てしまったような感じのお話が、違うジャンルのサイト様に存在しているのかもしれない……とも思いました。
 ともあれ、とにかく自分の目で確かめたかったので、お知らせくださった方にお願いして、『元』となるお話が掲載されているサイト様を教えていただき、実際に作品を拝見しました。

 ――驚きました。
 本当に、セリフ(の内容)も地の文章も、余白の取り方から改行の仕方まで……まったく一緒だったのです。
(違うのは、登場人物名と、セリフの言い回しだけ、でした)

 さらには、その某元93サイトマスターが、最近他のとある93サイト様へと贈った物語と同じようなお話も、『Le ciel』への作品とは『同ジャンルながらも別のサイト様』にすでに存在している、という事実も、その方から教えていただきました。
(もちろん、こちらも自分たちの目で確認しました)
 つまり、彼女が書いたとする物語と、まったく同じと言っても過言ではないお話が、『2つのサイト様に跨って』それぞれ発見されたのです。
(しかも、そのうちのひとつのサイト様には、作品とともに掲載年月日も記録されており、その日付は6年も前のものでした)


 私たちはもちろん、彼女(某元93サイトマスター)へ、事情の説明を求めました。
 同時に、もしも盗作をしてしまったのなら、(過ぎてしまったことはもう仕方がないので)きちんと事実を認めて謝りましょう、と、説得もしました。
 しかしその際、彼女は、

●誓って盗作はしていない
●自分が以前持っていたオリジナルのサイトで、オリジナルのキャラと
 して書いて発表していたので、自分の方が先に書いていた
●けれど、当時のデータが残っていないため、実際に自分の手でそれ
 を証明することは不可能である

との主張とともに、

●盗作はしていないが、ウチ(Le ciel)や他のサイト様に迷惑をかけた
 ので、その責任を取ってサイトは閉鎖する

とおっしゃいました。

 私たちは、

★複数のサイト、しかも同じジャンルの方々が揃いも揃って貴方の過
 去の作品を盗作しているのは、おかしい(あまりに不自然)と思う
★相手が盗作しているとおっしゃるならば、相手方にきちんと連絡して、
 あちらを下げていただくべきなのではないか
★本当に盗作していないのなら、なおさらサイトは堂々と続けた方が
 良いのではないか

と申し上げましたが、それに対する彼女の応えは、

●昔(以前のサイトの頃)から何度も盗作されたことがあり、相手を問
 い詰めたこともあったが、自分に証拠がないから相手に言っても無
 駄な(どうにも出来ない)ので、相手に言う気はない
●サイトを閉鎖するのは、盗作が原因では無く、今回のことで紫音さん
 や祐浬さんたちに迷惑をかけたから

というものでした。


 話がまったくかみ合わないまま、彼女はそのやり取りの翌日、突然サイトを閉鎖しました。
 私たちは、彼女が何度も『絶対に違う(=盗作はしていない)』と主張する以上、納得の行かないことがあるのは確かだけれど、彼女とのこれまでのお付き合いなどを鑑み……彼女の必死な言葉を信じ、『Le ciel』では該当する彼女の作品だけを削除し、表向きには何事もなかったかのように振る舞いました。
 その瞬間は、彼女やサイトに遊びにいらしてくださる方々のためには……そして、ひいては他の93サイトマスター様方をも巻き込んでしまうようなご迷惑をかけないようにするためには、『表向きには穏便に済ますこと』が最善の方法だと思ったのです。





 ――しかし。

 その後、『彼女が書いたとする作品』と『まったく同じようなお話』が、上記の2作品以外にも多数既存していることが判明し……。
 それらは少なくとも3つのジャンル・5つ以上のサイト様に渡り、作品数としてはゆうに10を超えることを、私たちは自身の手等で確認しました。
(そのような(盗作だと思われる)作品が、現状すでにここまでの数に上ったことで、私たちが確認し得ない――『彼女が書いたとするものと同じような作品』が他ジャンルのサイト様にさらに既存している可能性は、非常に大きいと思われます)

 中には、『009』の物語にするために、前半や中盤、或いは後半を大きく書き換えたものもありますが、『Le ciel』へ贈られたものと同じように、『セリフも地の文章も余白の取り方も……最初から最後までまったく一緒(違うのは登場人物名とセリフの言い回しだけ)』というものも多数あり――。
 いずれにしても、どれも『偶然に似てしまった』というレベルではなく、明らかに『盗作作品』でした。
(私たちだけの固定観念に捕らわれないために、複数の方々(問題の『某元93サイトマスター』とはまったく接点がなかった方も含む)にも検証していただきましたが、『検証』という形でお願いさせていただいたすべての方からは、『偶然似てしまったものや過失ではなく、間違いなくどちらかは盗作作品である』という回答をいただいています)

※後に、『検証』ではなく、個人的に『事実』としてお話させていただいた
 方の中には、おそらく様々な理由から、明確なお答えを私たちに伝え
 ることを濁していらっしゃる方も、当然いらっしゃいます。
 ――が、『盗作ではあり得ません』とはっきりおっしゃった方は、お1人
 もいらっしゃいませんでした。



 『同じ作品』が2つ存在する以上、『彼女個人』か『他の数人に登るサイトマスター様方全員』かの、どちらかが『盗作をした』ことは明白であると言わざるを得ません。
 ここまで多数のサイト様(しかも、多岐に渡るジャンル)において、彼女が書いたと主張する作品と、『似ている』という範疇(レベル)を超えて『ほぼ同じである』作品がすでにいくつも掲載されていた(掲載時期も、どれも『彼女』の方が後でした)ことが確認されたこの事実により、私たちは、彼女の主張が嘘であり、彼女こそが盗作行為をした、と判断しました。





 彼女は、昨年12月末、まだ『盗作の疑いがある』という段階のうちに、自身のサイトだけは早急に閉鎖したので、『彼女のサイトに掲載されていた、数々の(彼女が書いたとする)作品』は、その時点でサイト上からはなくなりました。
 しかし、『彼女が他の93サイト様へ贈った作品の数々』は、そのほとんどがそれぞれのサイト上にそのまま残された状態でした。


 私たちは、彼女がサイトを閉鎖する際(昨年12月末の時点)に、彼女の『誓って盗作はしていない』という主張のうちのひとつである

●自分が以前持っていたオリジナルのサイトで、オリジナルのキャラと
 して書いて発表していたので、自分の方が先に書いていた

との言葉を受け、

『もしも他のサイト様へ贈った作品の中にも、一度オリジナルとして書いた作品の登場人物をジョーとフランソワーズに書き換えたものがあるのなら、すべて撤去していただくよう手配してください』

というお願いを申し入れていました。
 他の93サイトマスター様に、私たちと同じような想いはして欲しくなく、また、後々騒ぎになってしまうことを回避したかったからです。

 彼女はそれに対し、

『それは絶対にありません、大丈夫です』

ときっぱり応えました。

 ところが実際は、彼女が書いたとして他のいくつもの93サイト様へ贈った作品の数々についても、同じように

『似ている』という範疇(レベル)を超えて、『ほぼ同じである』

と言わざるを得ない作品が、他ジャンル(しかも、複数)のサイト様に存在していることを、私たちは確認しました。
(私たちが、『盗作である』と確認することができた『彼女の作品』を、『盗作作品』と知らずに置いてしまっていた93サイトマスター様方には、すでにご連絡を差し上げました)



 また、そればかりではなく、

●彼女のサイトへ頻繁にいらっしゃっていた、ある方が、彼女へお祝い
 にと贈った作品も、同じく『盗作』であったこと
 (その盗作元作品は、彼女(某元93サイトマスター)が盗作をしたのと
 同じサイト様に置かれていた作品のうちのひとつでした)
●小説だけでなく、彼女が描いたとするイラストに関しても、『明らかに
 他人が描いたであろうイラストへ、彼女が描いたジョーとフランソワー
 ズの顔だけを挿げ替えた』作品が存在すること

など、他にも常識では考えられない事実が次々と判明しました。


 そして、それと同時に、『騒ぎを起こした責任を取ってサイトをすべて閉鎖する』とし、私たちに対しては何度も謝罪しておきながら、彼女が私たちの知らないところでこっそりとBlogを続け(閉鎖直後からすでに続けていたことを確認しました)、何も知らない彼女のサイトの常連だった方々(中には、一連の盗作疑惑のすべてをご存知のはずの方、もいらっしゃいましたが)を募っていたことも明らかとなりました。
(そこには、彼女が自身のサイトに掲載していたイラスト(の別Vr.)も載せてありました)


 ――彼女の多くの『嘘』や『不誠実』さが、徐々に鮮明に浮かび上がってきたのです。





 彼女は、作品を自分のサイトに載せたり、他の93サイト様へ贈るときに、自身のサイトへの訪問者や贈った先の93サイトマスター様方に対し、

●『お祝いの気持ちを込めて書かせていただきました』
●『キリリクとして書かせていただきました』
●『イラストのイメージで書かせていただきました』
●『励ましの気持ちで書かせていただきました』

などと発言しています。

 しかし、『彼女が書いた、とする作品そのもの』が『盗作である』ことから、これらの言葉そのものはもちろん、言葉に込めた気持ちさえも嘘であった、と言わざるを得ません。

(仮に100歩以上譲って、彼女が以前にオリジナル作品として書いていたものを書き直したのだとしても、例えば上記のうち、『イラストのイメージで……』という発言は確実に嘘だったことになります。
 なぜなら、作品を書かれたとき、イメージの元とするべきイラストは存在していなかったからです。
 同様に、『お祝いごと』や『励まさなければならないこと』も当時はなかったはずなのですから、そうした気持ちを込めて書かれた、という発言もすべて嘘、ということになります)





 私たちは、彼女が行ってきた

●盗作行為そのもの
●盗作をして(=他人のものを盗んで)おきながら、まったく認めようとも
 反省しようともしない姿勢
●盗作作品を他人・他サイトへ平気で送りつける行為
●自分の体裁を守るために、『他には(私たちと)同じような被害に遭っ
 てしまうサイト様はない』と嘘をついた行為
●私たちに対しては謝罪の言葉を何度も述べておきながら、とても反
 省しているとは思えない行為を裏でこそこそ取っていたこと
●盗作作品を、わざわざ『お祝いの気持ちを込めて〜』、『キリリクとして
 〜』などのように表現して、いかにも気持ちがこもっている、と嘘の顕
 示をし、相手を騙して(相手の気持ちを裏切って)いたこと

の、どれひとつをとっても許すことができず、『Le ciel』から彼女に関するものすべてを――作品はもちろん、書き込み(できる限りですが)や、リンクバナーと閉鎖のお知らせ文、Memorial No.なども削除しました。
(先日の、『Le ciel』における『Memorial特典ページ』や『地下世界』の移転も、この件に関連しての措置です)


 と同時に、彼女自身へ直接これらの事実検証・結果と、それに対するこちらの遺憾の意、また、再犯を防ぐための要望などをはっきりと申し上げることで、すべてに決着をつけるつもりだったのですが――。
 彼女は、サイト閉鎖後もこっそりと続けていたBlogを1月下旬に突然閉鎖し、さらには、(前ページにも記しましたが)1週間ほど前まで変わらずに使っていたはずのメールアドレスをも突然捨てたことにより、事実上、私たちが彼女へ直接物を申すことが不可能になってしまいました。

 そのため、私たちは、このように時間を掛けて検証した事実をすべて事実として公表・説明することで、私たちなりの『決着』とすることにしました。
(文中での個人名やサイト名等は、あえて伏せさせていただきました)





 この件に関しての掲示板への書き込みは、どうぞご遠慮くださいますようお願い致します。
 拍手からメッセージをお送りいただくことは構いませんが、Blogでは細かなお返事は致しませんので、あらかじめご了承ください。
 ご質問等ございましたら、メールにてお問い合わせくださるよう、重ねてお願い申し上げます。





 最後に――知らなかったこととは言え、『盗作された作品』を『Le ciel』に掲載してしまったことにつきましては……本当に申し訳ありませんでした。
 特に、掲示板や拍手、メールにて、その作品へご感想をお寄せくださった方々には、とても申し訳なく感じています。
 心よりお詫び申し上げるとともに、今後はこのようなことがないよう、できる限り気をつけたいと思います。





   2008.02.12

『Le ciel』管理人
奈々海祐浬・神威紫音







Next